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色の秘密を解明!RGBとCMYKの違いを知ろう

2024年7月19日

色の秘密を解明!RGBとCMYKの違いを知ろう

RGBとCMYKの基本と用途を詳しく解説

名刺
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印刷の基本でもあるカラーモードですが、印刷に関する知識がない方や、 カラーモードについて詳しくない方でも理解しやすいように、RGBとCMYKの違いをわかりやすく説明します。


🖥 RGBカラー

RGBカラーは、コンピュータやテレビなどのディスプレイで使用される色の表現方法です。

RGBは、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の頭文字を取ったもので、これらの色を組み合わせることで様々な色を表現します。

RGBは光の三原色と呼ばれ、光の強さを調整することで色を作り出します。

これらの色は、混ぜ合わせるほど明るくなり、加法混色と呼ばれます。

🖨 CMYKカラー

CMYKカラーは、印刷物で使用される色の表現方法で、インクを使って色を再現します。 CMYKは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、そしてキープレート(Key plate、黒)の4色の頭文字を取ったものです。

この4色のインクを混ぜ合わせることで、さまざまな色を表現します。

インクをたくさん使用すればするほど、色はどんどん暗くなり、色むらが発生してしまいます。

印刷物の色むらを防ぐには、CMYKの合計が250%を超えないようデザインすることをおすすめいたします。

また、複数の色を使えば使うほど、印刷物の画像やテキストが正しい位置に印刷されていない、または予期しない形でずれるといった現象が起きてしまうこともあります。使用する色の数もなるべく調整するようにしましょう。


🌈 色域の違い

RGBは光で色を表現するため、非常に広い色域を持ちます。特に明るい色や青系の色の再現が得意です。

CMYKはインクで色を再現するため、RGBに比べて再現できる色の幅が狭くなります。

特に、鮮やかな色や青紫がかった色の再現が難しいです。

印刷物においては、RGBで作成されたデザインデータを印刷すると、色がくすんで見えることがあります。

これは、RGBで再現できる色の中に、CMYKでは再現できない色が含まれているためです。

例として、RGBカラーで黒色を表現しようとすると、

R:0

G:0

B:0

のようなカラー値で処理されますが、実際の印刷ではCMYKで印刷されるためデータのカラー値が自動で変動します。

実際にRGBカラーの黒データはCMYKカラーで以下のように自動変換されてしまいます。

同じ黒は黒でも数値がかわっているのがわかりますね。

このような数値となるため、印刷物の色が不自然に見えたり、ぼやけた印象を与えることがあります。

また、色がずれていることで、輪郭が二重に見えたり、シャープさが失われることもあります。


🎨 実際の印刷物を見て比較しよう

Canvaで作成したデザインとIllustratorで作成したデザインをCMYKインクで印刷した名刺を比較してみましょう。

画面上のデータ(Canva):

実際の印刷物

上段がRGB(Canva作成)、下段がCMYK(Illustrator作成)です。

RGBデータはCMYKデータに比べて色味が濃く見え、CMYKデータはややくすんだように見えます。

画面上では光の入った色味のRGBで表示されるため、実際の印刷物はデータのものよりも色味が薄く感じます。


📝 まとめ

RGBとCMYKは、それぞれ異なる色の表現方法を持ち、適切に使い分けることが重要です。

RGBは広い色域を持ち、ディスプレイでの色表現に優れていますが、印刷物には適していません。

一方、CMYKは印刷物に適しており、インクを使って色を再現しますが、色域が狭いため、RGBからの変換時には注意が必要です。